=encoding euc-jp

=head1 名前

HTML::Lint - 文字列あるいはファイルに入っているHTMLエラーのチェック

=head1 概要

    my $lint = HTML::Lint->new;
    $lint->only_types( HTML::Lint::STRUCTURE );

    $lint->parse( $data );
    $lint->parse_file( $filename );

    my $error_count = $lint->errors;

    foreach my $error ( $lint->errors ) {
        print $error->as_string, "\n";
    }

HTML::Lintにはこれはコマンドラインからの文法チェックを行うF<weblint>という
ラッパープログラムがついてきます:

    $ weblint http://www.cnn.com/
    http://www.cnn.com/ (395:83) <IMG> tag has no HEIGHT and WIDTH attributes.
    http://www.cnn.com/ (395:83) <IMG> does not have ALT text defined
    http://www.cnn.com/ (396:217) Unknown element <nobr>
    http://www.cnn.com/ (396:241) </nobr> with no opening <nobr>
    http://www.cnn.com/ (842:7) target attribute in <a> is repeated

そしてついに、mod_perlによって生成されたコードをHTML::Lintに渡し、
それをApache F<error_log>にダンプさせるL<Apache::HTML::Lint>を
取得することもできるようになりました。

    [Mon Jun  3 14:03:31 2002] [warn] /foo.pl (1:45) </p> with no opening <p>
    [Mon Jun  3 14:03:31 2002] [warn] /foo.pl (1:49) Unknown element <gronk>
    [Mon Jun  3 14:03:31 2002] [warn] /foo.pl (1:56) Unknown attribute "x" for tag <table>

=head1 バージョン

Version 1.22

    $Header: /cvsroot/perldocjp/docs/modules/HTML-Lint-1.22/lib/HTML/Lint.pod,v 1.2 2011/01/27 13:14:55 iwai Exp $

=head1 EXPORT

何もありません。これは全てオブジェクト・ベースです。

=head1 メソッド

C<HTML::Lint>はL<HTML::Parser>モジュールをベースにしています。C<HTML::Parser>で
機能する全てのメソッド呼び出しがC<HTML::Lint>で機能します。しかしおそらくは
C<parse()>あるいはC<parse_file()>だけを使いたいことでしょう。

=head2 C<new()>

HTML::Lintオブジェクトの生成。それはHTML::Parserから継承します。C<new>メソッドは
何も引数を取りません。

=head2 C<only_types( $type1[, $type2...] )>

あなたが欲しいタイプのエラーだけを指定します。

    $lint->only_types( HTML::Lint::Error::STRUCTURE );

これをパラメータ無しで呼び出すと、オブジェクトは可能なエラーを
全て返すようになります。

エラーのタイプにはC<STRUCTURE>, C<HELPER> そしてC<FLUFF>があります。
これらのタイプについての詳細はL<HTML::Lint::Error>をご覧ください。

=head2 C<errors()>

リスト・コンテキストではC<errors>は解析されたテキストで見つかった
全てのエラーを返します。それぞれのエラーはL<HTML::Lint::Error>という
種類のオブジェクトです。

スカラー・コンテキストでは、見つかったエラーの数を返します。

=head2 C<clear_errors()>

出力してクリアしてを繰り返したい場合に、エラーのリストをクリアします。

=head2 C<newfile( $filename )>

複数のファイルをまとめてリントするさい、他のファイルに切り替えたい時には
C<newfile()>を呼び出してください。そうでなければオブジェクトは全てが
同じファイルからのものであると考えます。エラーのリストがクリアされない
ことに注意してください。

=pod

ここには誰も知る必要のない全ての内部的な関数が入っています。

=head1 バグ、要望そして書簡

どうかお気軽にandy@petdance.comの私にメールしてください。
私は出来る限りお手伝いします。私は常にバグ、提案そしてパッチに興味を
持っています。

バグ、機能のリクエストはE<lt>bug-html-lint@rt.cpan.orgE<gt>
あるいはL<http://rt.cpan.org>にあるWebインターフェースを通して
報告してください。私は通知を受け、そしてあなたは私が
変更をおこなうと、あなたのバグについての進捗が自動的に
あなたに通知されます。

=head1 TODO

=over 4

=item * 値を必要とする属性のチェック

例えば、BGCOLORはBGCOLOR="something"でなければなりません。しかし、単なる
BGCOLORであれば問題です。(さらにIE OSXはクラッシュします)

=item * リンクのチェックの追加

=item * 旧式のタグの取り扱い

=item * <A>の内側での<BR>や<P>のようなもの

=item * 行がない<TABLE>

=item * FORMの中に入っていないフォーム・フィールド

=item * 適切なエンティティとセミコロンで終わることのチェック

=item * 何も入っていないDIV

=item * 中にパーセントが入っているHEIGHT=

=item * 以下のような間抜けな内容のチェック:
    <b><li></b><b>Hello Reader - Spanish Level 1 (K-3)</b>

=back

=head1 ライセンス(=LICENSE)

Copyright 2003 Andy Lester, All Rights Reserved.

This program is free software; you can redistribute it and/or modify it
under the same terms as Perl itself.

Please note that these modules are not products of or supported by the
employers of the various contributors to the code.

=head1 作者

Andy Lester, E<lt>andy@petdance.comE<gt>

=head1 翻訳者

川合孝典 (GCD00051@nifty.ne.jp)