Net-Daemon-0.37 > Net::Daemon::Test

名前

Net::Daemon::Test - Net::Daemonサーバーをテストするためのサポート関数

概要

    # これはファイル"servertask"に格納されているサーバーです。
    #
    # Net::Daemon::Testのサブクラスを作成し、それがさらに
    # Net::Daemonのサブクラスになります。
    use Net::Daemon::Test ();
    package MyDaemon;
    @MyDaemon::ISA = qw(Net::Daemon::Test);

    sub Run {
    # これやその他のメソッドを好きなように書きかえて下さい
    }

    my $self = Net::Daemon->new(\%attr, \@options);
    eval { $self->Bind() };
    if ($@) {
    die "Server cannot bind: $!";
    }
    eval { $self->Run() };
    if ($@) {
    die "Unexpected server termination: $@";
    }


    # こちらがクライアント、本当のテスト・スクリプトです。
    # 下で"servertask"ファイルを呼んでいることに注意してください:
    #
    # 子プロセスを起動するためにChildメソッドを呼びます。timeoutオプションを
    # 使うのを忘れないで下さい。
    use Net::Daemon::Test ();

    my($handle, $port) = eval {
        Net::Daemon::Test->Child(5, # サブテストの数
                 'servertask', '--timeout', '20')
    };
    if ($@) {
    print "not ok 1 $@\n";
    exit 0;
    }
    print "ok 1\n";

    # 以下に本当のテスト
    ...

    # サーバーを終了させます
    $handle->Terminate();

説明

このモジュールは、Test::Harnessを使うよりも好ましい、 Net::Daemonサーバー・パッケージのテスト・スクリプトを作成するためのフレームです。 しかしそれはあなたの選択です。

テストは2つの部分からなります。クライアント部分はとサーバー部分です。 テストはクライアント部分が、子プロセスを起動し、外部のPerlスクリプトを 呼び出すことによりサーバー部分を呼び出すことにより実行されます。 (もちろんfork()では外部ファイルを必要としませんが、テスト・スクリプトに スレッドを必要とすることなくテスト・スクリプトをWindowsへ移植できるように するには、これが一番可能性があります。)

サーバー部分は通常のNet::Daemonアプリケーションで、例えばdbiproxyのような スクリプトです。唯一の違いはNet::Daemon::Testからの派生であって、Net::Daemonから のものではないことです。主な違いはBindメソッドが自動的にポートを 占有しようとすることです。一度ポートが占有されると、その番号はファイル "ndtest.prt"に格納されます。

サーバー・プロセスが起動された後、子プロセスはndtest.prtが作成されるまで 10秒待ちます(これで十分だとよいのですが)。

利用できるメソッド

サーバー部分

Options

Net::Daemonにオプション--timeoutを追加します: サーバーのRunメソッドは 20秒ほどでdieします。

Bind

(インスタンス・メソッド)ほとんどデフォルトのBindメソッドと同じです。 しかし2つの方法でフリーなポートを発見し、占有しようとします:まず最初に ポート0をBindしようとします。たいていのシステムではこのような場合、 自動的にポートを選んでくれます。失敗したようであれば、ポート 30000-30049 が 試されます。私たちはこれらがうまくいくことを望んでいます。 :-)

Run

(インスタンス・メソッド) Net::Daemonのメソッドをtimeoutを追加することにより 書換えます。

sub Run ($) { my $self = shift; $self->Run(); }

クライアント部分

Child

(クラス・メソッド) サーバー・プロセスを起動しようとします。サーバー・プロセスは ポート番号を持ったファイル'ndtest.prt' を作成するものと期待されます。

このメソッドはプロセス・ハンドルとポート番号を返します。プロセス・ハンドルは メソッドTerminateを提供します。これはサーバー・プロセスを停止させるのに 使うことができます。

作者と著作権(AUTHOR AND COPYRIGHT)

  Net::Daemon is Copyright (C) 1998, Jochen Wiedmann
                                     Am Eisteich 9
                                     72555 Metzingen
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参考資料

Net::Daemon(3), Test::Harness(3)