File-BaseDir-0.02 > File::BaseDir

名前

File::BaseDir - freedesktop basedirの仕様を利用する

概要

    use File::BaseDir qw/xdg_data_files/;
    for ( xdg_data_files('mime/globs') ) {
        # do something
    }

説明

XDG基本ディレクトリ仕様(=XDG Base Directory Specification)によって 指定されているようにディレクトリやファイルを検索するために使うことができます。 これはデフォルトをうまく処理し、プラットホーム独特の出力にするため File::Specを利用します。

このモジュールはFile::MimeInfoから分かれています。

このモジュールでは、XDG基本ディレクトリ仕様(XDG basedir specification) 0.6が 使われています。

EXPORT

デフォルトではありません。しかし命令により全てのメソッドをエクスポート することができます。

メソッド

new()

このモジュールをオブジェクト指向に使えるようにする簡単なコンストラクタ。

xdg_data_home

$ENV{XDG_DATA_HOME}あるいはそのデフォルト値のどちらかを返します。

xdg_data_dirs

$ENV{XDG_DATA_DIRS}あるいは、そのデフォルト値のどちらかを返します。

xdg_data_files($file)

すべてのXDG_DATA_DIRSの中の$fileを検索し、既存の読み込み可能な ファイルだけを返します。

ファイル・パスをリストとして与えることもできます。

xdg_config_home

$ENV{XDG_CONFIG_HOME}あるいは、そのデフォルト値のどちらかを返します。

xdg_config_dirs

$ENV{XDG_CONFIG_DIRS}あるいは、そのデフォルト値のどちらかを返します。

xdg_config_files($file)

XDG_CONFIG_DIRSの中の$fileを検索し、既存の読み込み可能な ファイルだけを返します。

ファイル・パスをリストとして与えることもできます。

xdg_cache_home

$ENV{XDG_CACHE_HOME}あるいは、そのデフォルト値のどちらかを返します。

バグ

バグにあたったら、作者にメールしてください。

作者(=AUTHOR)

Jaap Karssenberg || Pardus [Larus] <pardus@cpan.org>

Copyright (c) 2003 Jaap G Karssenberg. All rights reserved. This program is free software; you can redistribute it and/or modify it under the same terms as Perl itself.

参考資料

http://www.freedesktop.org/standards/basedir-spec/

翻訳者

川合孝典(GCD00051@nifty.ne.jp)