SVG-2.25 > SVG

名前

SVG - Scalable Vector Graphics (SVG)ドキュメントを生成するためのPerl拡張

バージョン

Version 2.2, 15.06.02

完全なマニュアルについては SVG::Manual をご覧ください。

説明

SVGは、SVG(Scalable Vector Graphics)イメージのDOM表現を含むネストしたデータ構造を 生成する100% Perlのモジュールです。SVGを使って、SVGオブジェクトを生成したり、 それへ別のSVGインスタンスを埋め込んだり、DOMオブジェクトにアクセスしたり、 javascriptを作成し、アクセスしたり、SMILアニメーション・コンテンツを生成すると いったことができます。

完全なマニュアルについては SVG::Manual をご覧ください。

作者

Ronan Oger, RO IT Systemms GmbH, ronan@roasp.com

CREDITS

Peter Wainwright, peter@roasp.com Excellent ideas, beta-testing, SVG::Parser

利用例

http://www.roasp.com/index.shtml?svg.pod

参考資料

perl(1),SVG,SVG::DOM,SVG::XML,SVG::Element,SVG::Parser, SVG::Manual http://www.roasp.com/ http://www.perlsvg.com/ http://www.roitsystems.com/ http://www.w3c.org/Graphics/SVG/

メソッド

SVGは明示的なものと汎用的なものの両方のコンストラクタ・メソッドを提供します。 明示的なジェネレータは(2、3の例外がありますが)一般に、それが生成する要素の 名前がつきます。もしタグ・メソッドがハイフンが入っている必要があれば、 そのメソッドの名前はハイフンがアンダースコアに置換されます。つまり: タグ<column-heading id="new">を生成するためには、$svg->column_heading(id=>'new') というメソッドを使うということです。

全ての要素コンストラクタは要素属性とオプションのハッシュを取ります; 'id'や'border'といった要素属性は、名前によって渡されます。一方、メソッドの ためのオプション(複数の代わりとなる形式をサポートしている要素のタイプのような)は、 前にハイフンがついて渡されます。例えば '-type'のように。 両方の形式は自由に混ぜ合わせることができます; さらなる例については、"fe"メソッドやドキュメント全体にあるコードの例をご覧ください。

new (constructor)

$svg = SVG->new(%attributes)

新しいSVGオブジェクトを生成します。ドキュメントSVG要素の属性は、 キーと値の組み合わせによるオプションのリストで渡されます。さらにSVGのオプション (前にハイフンがついている)は各オブジェクトをベースに設定されます:

例:

    my $svg1=new SVG;

    my $svg2=new SVG(id => 'document_element');

    my $svg3=new SVG(
        -printerror => 1,
        -raiseerror => 0,
        -indent     => '  ',
        -elsep      =>"\n",  # 要素の行(水平方法)のセパレータ
        -docroot => 'svg', #デフォルトのドキュメントのルート要素 (SVGの仕様はsvgとしています)。未定義であればデフォルトは'svg'
        -sysid      => 'abc', #オプションのシステム識別子
        -pubid      => "-//W3C//DTD SVG 1.0//EN", #公開識別子。未定義であればデフォルトの値は"-//W3C//DTD SVG 1.0//EN"
        -namespace => 'mysvg',
        -inline   => 1
        id          => 'document_element',
        width       => 300,
        height      => 200,
    );

デフォルトのSVGオプションもimportリストに設定することができます。 利用できるオプションについては、上記の"EXPORTS"をご覧ください。

さらに以下のオプションがあります:

    -version
    -encoding
    -standalone
    -namespace
    -inline
    -identifier
    -dtd (standalone)

これらは、xmlifyでSVG->new宣言で設定された対応する値を上書きで設定することができます。

xmlify (alias: to_xml render)

$string = $svg->xmlify(%attributes);

svgドキュメントのXML表現を返します。

XML Declaration

    名称               デフォルト値
    -version           '1.0'               
    -encoding          'UTF-8'
    -standalone        'yes'
    -namespace         'svg' - 要素のための名前空間。
                               要素のメソッドで現在の名前空間を上書きするときにも
                               利用することが出来ます。
    -inline            '0' - '1'であれば、インライン・ドキュメント
    -pubid             '-//W3C//DTD SVG 1.0//EN';
    -dtd (standalone)  'http://www.w3.org/TR/2001/REC-SVG-20010904/DTD/svg10.dtd'