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NAME

perl v5.8.2 での変更点

DESCRIPTION

このドキュメントは 5.8.1 リリースと 5.8.2 リリースの変更点を記述しています。

もしそれよりも前のリリース, 例えば 5.6.1 等からアップデートするのなら、 5.6.0 と 5.8.0 との違いが書かれている perl58delta および、 5.8.0 と 5.8.1 との違いが書かれている perl581delta を読んでおいた方が よいでしょう。

Incompatible Changes

(互換性のない変更)

ある種のリエントラントなシステムコールを呼び出すモジュールのための スレッド化ビルドのために、5.8.0 と 5.8.1 のバイナリ互換性が 思わぬ形で失われていました。 5.8.0 とのバイナリ互換性は 5.8.2 で復旧していますが、そのために 5.8.1 との互換性をなくす必要がありました。 これは二つの悪のうち小さい方だとみなしています。

これは スレッド化された 5.8.1 を使っていて、これらの呼び出しを使うモジュールを コンパイルしていて、コンパイルされたモジュールを 5.8.2 で使おうとしている 人々にのみ影響を与えます。修正するには 5.8.2 を使って再コンパイルして 再インストールしてください。

Core Enhancements

(Core の拡張)

Hash Randomisation

(ハッシュのランダム化)

5.8.1 で導入されたハッシュのランダム化は修正されました。 5.8.1 で導入された実装は 5.8.0 とソース互換性がありますが、 バイナリ互換性がない場合がありました。 5.8.2 は 5.8.0 と 5.8.1 の両方に対してソースとバイナリの互換性があり、 5.8.1 での変更で対応した攻撃に対して頑強なままである、改良された 実装がなされています。

私たちはこの分野における Debian プロジェクトの情報提供に感謝します。 この変更に関する本来の理論的説明については perlsec/"Algorithmic Complexity Attacks" を 参照してください。

Threading

(スレッド)

スレッド間で共有する変数に関連するいくつかのメモリリークが修正されました。

Modules and Pragmata

(モジュールとプラグマ)

Updated Modules And Pragmata

(更新されたモジュールとプラグマ)

以下のモジュールとプラグマが 5.8.1 から更新されました:

Selected Bug Fixes

(バグ修正の抜粋)

認識できないファイルテスト演算子に関する文法エラーはパーサによって 正しく扱われるようになりました。

Changed Internals

(内部の変更)

-DMULTIPLICITY がオフの場合のインタプリタの初期化がより完全になりました。 これにより Perl インタプリタを一つのプロセスで複数回初期化および削除した 場合の問題が解決しているはずです。

Platform Specific Problems

(プラットフォーム固有の問題)

ダイナミックリンカフラグが Solaris と OS X でおかしくなっていました。 これはいくつかの XS モジュールをビルドする間に発見され、修正されました。

OS/2 でのソケットと一時ファイルのバグは修正されました。

OS X では setreuid と関連のものは問題があります - perl では この問題を回避するためにできるだけの事をしています。

Future Directions

(将来の方向性)

5.8.3 から、私たちは変更点の少ないメンテナンスリリースをより 頻繁に行おうとしています。この目的は、安定版に対するバグ修正を より早く伝播させ、安定版リリースをアップグレードする時の衝撃を より小さくすることです。これにより、エンドユーザーは アップグレードのタイミングに柔軟性を持たせることができ、 アップグレードの影響調査をより用意に行えるはずです。 現在のコードフリーズの計画は以下の通りです:

引き続くリリースも、テストが終了し次第すぐに行われるでしょう。

さらなる予言については perl581delta/"Future Directions" を 参照してください。

Reporting Bugs

もしバグと思われるものが見つかったら、 comp.lang.perl.misc ニュースグループに 最近投稿された記事や http://bugs.perl.org にある perl バグデータベースを 確認してください。 Perl ホームページ、http://www.perl.org にも情報があります。

もしまだ報告されていないバグだと確信したら、そのリリースに含まれている perlbug プログラムをを実行してください。 バグの再現スクリプトを十分小さく、しかし有効なコードに切りつめることを 意識してください。バグレポートは perl -V の出力と一緒に perlbug@perl.org に送られ Perl porting チームによって解析されます。 Perl 5 のバグについては http://bugs.perl.org/ で閲覧及び 検索することができます。

SEE ALSO

Changes ファイルに変更点の完全な詳細があります。

INSTALL ファイルに Perl のビルド方法があります。

README ファイルに一般的なことがあります。

Artistic 及び Copying ファイルに著作権情報があります。